今回はこの本を読みました↓
ストレス社会で「考えなくていいこと」リスト|著者:井上智介
仕事で使えそうなメンタル術が多く書かれていたので、自分でも使えそうなものを備忘録としてメモっておこうと思います。
この記事は、自分で読み返した時に、すぐに思い出せるようにサラリと要点だけ書いてあるとともに、少々、自分の感じたことも入っているので、完全な要約ではありませんので、あしからず。
「自分が悪いのかな...」とは考えなくていい
人間というのは怒られ続けると、相手に非があることでも、「自分が悪いのかなぁ」と感じてしまう。
世の中には、他人のミスを責めることで自分を正当化する残念な人間が多い。
そんな相手とは、わざわざ良い関係を作ろうとはせず、距離を取る事が大切。
対処法①:残念な人間とは、物理的に距離をとる
これは単純に相手の近くに行くことを避けて距離を保つこと
対処法②:残念な人間とは、心理的に距離をとる
これは、相手に無関心になるということ。
上で説明したような残念な人間が、あれこれと言ってきたら、愛想良く丁寧に対応するのではなく、さっさとその場を立ち去るようにする。
このような人間は、反応すればするほど、さらに攻撃してくることが多いので、とっとと「すみませんでした」と言って、なるべく絡む時間を少なくするのが得策。
「いつまでこれが続くのだろう」とは考えなくていい
嫌なヤツが職場にいて、「明日も明後日も顔を合わせなくてはいけない」場合、大抵は「いつまでこれが続くのだろう」と悩んでしまうもの。
人間は期限が決まっていないことに対して、大きなストレスを感じてしまうらしい。
これは、例えるならばゴールが決まっていないマラソン大会に出場しているようなもので、想像するだけで、かなりの恐怖だ。
対処法:期間限定思考法を試してみる
期間限定思考法とは、自分で勝手に期限を決めて、いつまで続くかわからない恐怖を取り除く思考法のこと。
具体的には、「あと1ヵ月我慢してみて、無理なら仕事やめよう」という感じで、自分で勝手に期間を決めてしまう。
こうすることで「いつでも辞めようと思えば辞められる」という余裕が生まれて、ストレスが少なくなり、意外と続けられてしまうらしい。
もし仮に数ヶ月これを試して、それでも無理そうなら、自分には合わないと判断して、心を病む前に本当に辞めればいい。
「断ると使えないヤツだと思われるかな」とは考えなくていい
例えば、上司から「この仕事を明後日までにやっておいてくれ」と無茶振りされた場合、本当は断りたいけど、「こいつは使えないヤツだな」と思われて評価が下がる恐怖から、結局引き受けてしまうことは、よくありがちなパターン。
この状況では、NOとはっきり断れる人間は、そう多くはない。
対処法:Yesと見せかけてNoを作戦
もし上のパターンのように上司が仕事を頼んできたら、具体的には、下のように答えると良いだろう。
「はい。分かりました!ただ、今、急ぎの仕事で手一杯なので、今の仕事をすぐに片付けて、取り掛かります。1週間ほどいただければ可能です。」
という感じで、仕事については引き受けておいて、期限については断るというのが、Yesと見せかけてNoを作戦だ。
これなら相手に嫌な顔をされることなく、さらに余裕を持って頼まれた仕事をこなすことができるわけだ。
「失敗したらどうしよう」とは考えなくていい
完璧を求める上司や、できる同僚の前では、「失敗したらどうしよう」と考えがちだが、そもそもそんなことを考えなくていいらしい。
相手に完璧を求める人間は、大抵の場合、「自分は完璧だ」と思って、それを他の人にも求める。
その心の奥底には、強い承認欲求があり、「あの人は仕事ができる」だとか、「すごい人だ」とかと思われたいという願望がある。
対処法:承認欲求を満たしてあげる
そのような人の前では、たとえ失敗したとしても、その人を褒めてやれば、気持ちが良くなって、さほど問題にならないことが多い。
具体的には、「先輩(上司)なら上手くできたと思うのですが、自分はまだまだです。すみませんでした」などと、言ってしまえば案外うまくやっていけるそうだ。
「なんであいつばっかり」とは考えなくていい
仕事ができる同僚をひがんだり、妬ましく思ったりすることは、誰しも経験があること。
その気持ちがエスカレートしていくと、「仲間外れにしてやろう」とか「相手の邪魔をしてやろう」などという負の感情が生まれてしまい、それが自分自身のストレスとなってしまう。
対処法:背景を見る癖をつける
具体的には、その同僚はなぜ上司に評価されるのか考えてみる。もしかしたら、影でものすごく努力しているかもしれないし、上司にゴマをするのがうまいのかもしれない。
前者であれば、見習ってみれば良いし、後者であれば、「自分にはあんなことはできない」と割り切ってしまえば良い。
「やり返してやる」とは考えなくていい
理不尽なことを言われたり、やられたりした時は、仕返ししてやりたいと思うのが普通である。
だが、その感情をコントロールしないで相手にぶつけてしまえば、大きなトラブルとなりかねない。
「カッとなってからやってしまった」では、まともな社会生活はおくれない。
対処法:タイムアウト法
カチンときた時は、タイムアウト法が効果的で、簡単に言うと、怒りが収まるのを待つと言うものだ。
1番NGなのは、カチンときた相手が視界に入った状態でいること。この状態では、怒りが頭の中でぐるぐるとリピートしてしまう。
相手と話していて頭にきた時は、「ちょっと考えさせてください」とだけ言い残して、その場を離れると良い。
そしてクールダウンした後に反論があれば、冷静に反論する。
怒りの感情を持ったまま反論すると、正しいことを言えなくなる可能性があるし、間違って聞こえてしまうことがある。
「誰にでも笑顔でいないと」とは考えなくていい
好きだとか嫌いだとか関係なく、誰に対しても笑顔でいることが良いことだと考える人は多い。
しかし、これは、心で思っている事と実際にやっている行動が真逆となるので、かなりの疲労やストレスにつながる。
嫌いな相手にも笑顔になってしまうのは、「私はあなたの敵じゃないから、攻撃してこないでね」という深層心理。
相手にとっては、何らかのリアクションを取らなくてはいけなくなるので、嫌いな相手との関係がどんどんと深まっていく。
対処法:絡みたくない相手には無表情
笑顔を作る相手は自分で決めればいい。絡みたくない相手には、明日から無理して笑顔を作る必要はなく、別に無表情で話しても構わない。
誰に対しても笑顔じゃないとダメという心理は、ただの思いこみに過ぎない。