今回、読んだ本はこちらです↓
自分用のメモとして、この本の要約を簡単にまとめてみました。
ストレスホルモンが脳細胞を破壊する
不安でコルチゾールが分泌される
不安=自律神経の働きを悪くする。
不安を感じると、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌される。
コルチゾールが過剰に分泌されると、脳細胞が破壊されて、
- 認知症
- うつ病 など
のリスクが上がる。
また、自律神経の乱れにより、心拍数、血圧、血糖値などが上昇し、血液の通り道である血管を痛めて、
- 心疾患
- 脳疾患
を誘発する。
つまり不安を放置すると、重篤な病を引き起こす可能性がある。
日本では、頑張ることが美徳。しかし、健康面から考えると我慢は避けた方が賢明。
体の危険信号
疲れているのに眠れない状態は、危険信号。
不眠の症状が出るのは、不安とストレスによる自律神経の乱れが原因。
この症状が2週間続いたら、迷わず病院へ行く。
明らかな不調が出始めてからでは遅い。
健康において遠慮は一切不要。
加齢による自律神経の乱れ
- 男性は30代
- 女性は40代
になると副交感神経の働きが低下し、交感神経が優位となり、自律神経が乱れやすくなる。
これは、年齢を重ねるごとに乱れやすくなる。
自律神経が乱れるので、
- 新しいことに挑戦するのが億劫になる
- 慣れない環境にあまり馴染めない感覚になる
何を捨て、何を残すといいか?
捨てるべきもの①:立場
職場、家庭、仲間で自分の立場を守ろうとしてしまう。
どれだけ固執しても、立場はいずれ必ず失われる。
自分でコントロールできない悩みは、強いストレスになる。
自分でコントロールできないものの最たるものは、他人の言動。
「人は人!」と切り離すことが重要。
他人の評判や評価はコントロールできないので、遠ざける。
松井秀喜のエピソード
ヤンキースに移籍した1年目、松井はボテボテのゴロばかり量産した。
地元メディアは、松井をゴロキングと呼び、連日のように酷評。
その頃、記者からゴロキングと言われて気にならないのか?と尋ねられた松井は、
「全然気になりません。記者さん達が書くことは、僕にはコントロールできませんから。僕は、自分でコントロールできないことには関心を持たないことにしているんです」
と答えた。
捨てるべきもの②:過去
過去の
- 楽しい出来事
- つらかった出来事
どちらも囚わると心が疲れてしまう。
- あの時ああしていればと
- あの頃はよかったなあ
と過去にとらわれてしまうと、明日への気力を失ってしまう。
過去について考えたところで、今現在に何の変化も起こらない。
昔を思い出し浸ってしまうと、そこで思考も身体も動きが止まる。
当然、自律神経の働きも衰えていく。
過去を思い出さない方法:断捨離
過去の物が身の回りになくなれば思い出に浸る回数も減っていく。
どうしても捨てられない過去は、真正面から向き合ってみる。
例えば、自分が通っていた中学校や高校に行ってみる等の方法もある。
捨てるべきもの③:欲
求めすぎるとお金に心を支配されてしまう。
お金は墓場まで持って行くことはできない。
死んでしまえば、いくら貯金があっても、いくら借金があっても本人には関係なくなる。
一番大切なのは、お金を稼ぐことが人生の目的になってはいけないということ。
出ていったお金を自分から切り離す
株で市場全体が下がって、含み損を抱えるような場面では、苛立って落ち着かない気持ちになる。
こうした心理状態は、当然、自律神経を乱れさせる。
これは損得で言えば、まさに損でしかない。
お金のことで気分が乱高下してしまうくらいなら、投資したお金については、とやかく言わない等のルールを定めて切り離すのが大切。
出て行ったお金のことを考えて、価値ある人生の時間を浪費するのは損。
悩んでもお金は戻ってこないので、財布から出た時点で「さようなら」と割り切る
肩の力を抜くコツ
- 自律神経のバランスが崩れる
- 血流や消化管機能が低下する
- ストレスで、さらに自律神経が乱れる
- そして、腸内環境が悪化する
この影響を大きく受けるのが腸内環境で、自律神経が乱れると腸の運動が落ちて、炎症が起きやすくなる。
このような負のスパイラルから抜け出す1番の方法は運動。
疲れたら体を動かすことが大切。
腸内環境を整えれるメリット
- ホルモンバランスが整う
- 体内リズムが正常になる
- 体温調整や血流が改善される
幸せホルモンのセロトニンのほとんどが腸で作られる。
つまり、腸内環境が改善すればセロトニンが分泌されて、メンタルが改善される。
肩の力を抜くコツ①:生活リズム
毎日、決まった生活リズムで過ごすことで、自律神経の働きが高まる。
- 決まった時間に起きる
- 決まった時間に働き始める
- 決まった時間に昼食を食べる
- 決まった時間に休憩を入れる
- 決まった時間にお風呂に入る
- 決まった時間に眠る
肩の力を抜くコツ②:休憩
人の集中は、長くても45分程度。
一つの作業を45分やったら、15分の休憩を入れる。
それを60分の1セットにすれば、高い集中状態を維持しながら仕事ができる。
肩の力を抜く③:運動
休憩中には、短時間でもいいので、血液を流すために体を動かす。
スクワット、階段の上り下り、ストレッチでも良い。
太ももとふくらはぎは、特に重要。
人間の筋肉の6割以上が下半身に集中している。
太ももを鍛えるメリット
太ももは最も大きな筋肉。
- 生活習慣病の予防改善
- 認知症の予防にもなる
ふくらはぎを鍛えるメリット
ふくらはぎは心臓と同じく血流を促すポンプの役割を担っている。
この筋肉を刺激すれば、下半身に停滞しがちな血液を心臓に戻すことができる。
よって血流改善に高い効果がある。
肩の力を抜くコツ④:呼吸
呼吸で自律神経をある程度コントロールできる。
息を吸った時、血管が縮まって交感神経が優位になる。
息を吐いた時、血管が広がって副交感神経が優位になる。
自律神経が整う呼吸法
鼻で3秒吸って、口で6秒吐く。
これをしばらく続ける血流が良くなって自律神経が整う。
この本を読んで分かったこと(まとめ)
不安で最悪、死ぬ
- 不安で自律神経が乱れる
- 不安でコルチゾールが過剰分泌される
- コルチゾールは脳細胞を破壊する
- 不安は危険。最悪、病気になって死ぬ
- 歳を重ねるごとに自律神経は乱れやすくなる
自分とそれ以外で切り離す
- 自分でコントロールできないものは捨てる
- ゴジラ松井のように自分でコントロールできないものに関心を持たない
- 死ねと貯金も借金もゼロになるので、自分とは切り離す
生活リズムでセロトニン
- 腸内環境を整えるとセロトニンが多く出る
- セロトニンは幸せホルモンと呼ばれている
- 決まった生活リズムを維持する
運動で血流をよくする
- 休憩中は、短時間でいいので運動する
- 太ももとふくらはぎを動かす
- 息を鼻で3秒吸って、口で6秒吐く